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ただ1つの正しい信心

0 4月 4th, 2009

正信偈の「正」という文字は一に止まると書きます。
これは、正しいものは二つも三つもなく一つしかないということを言っています。
この一つの正しい信心を親鸞聖人が明らかにしたのが「正信偈」なのです。

だったら自分がいいと思ったものを信じて生きればいいと親鸞聖人が言われているのではありません。
正しい信心があるということは、迷信や邪信や偽信といったような正しくない信心があるといういうことで、そんなものを信じていても決して幸せにはなれませんよと教えておられるのです。
間違った信心はいずれ必ず崩れてしまうからです。

そして、1日も早く正しい信心・真実の信心を獲得し絶対の幸福に救われてくださいと伝え続けていかれたのが親鸞聖人であり、その正しい信心を明らかにしているのが正信偈なのです。

「帰命無量寿如来、南無不可思議光」で始まる正信偈ですが、これは親鸞聖人が阿弥陀仏に救われたこと、そして親鸞聖人が弥陀によって助けられたといういことを2度繰り返して言っていることを正信偈では述べているのです。

なぜ同じような内容を繰り返し言っているのか?と不思議になるのは当然ですよね?!
これらすべては親鸞聖人が弥陀の教えを聞くことができたことに、無限の喜びを表していいるのです。
この無限の喜びを表した親鸞聖人は正信偈の最後に「道俗時衆共同心、唯可信斯高僧説」と締めくくっています。
これは「皆さん親鸞とともに同じ心になって下さい。そのためにはこの高僧(親鸞聖人が尊敬している七高僧のこと)の説をただ信じることが1つの道ですよ」と言っているのです。

浄土真宗の内容としては、信心こそが浄土往生の正因であり、念仏を称えることは報恩・礼であると教えられています。
そして、正信偈の中にはインドや中国や日本で正しく弥陀の教えを広く伝えた七人の高僧方の業績・徳を讃嘆しておられるのです。

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